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20年喫煙した男が禁煙したコツを勝手に語る

自分はずぅぅぅ〜っと煙草を吸っていた。

ざっとだけど20年は吸っていたと思う。

1日20本

飲み会だったり、なんかストレスかかったりすることがあると1日30〜40本

ヘビーではないが立派?な

ニコチン中毒者でだったでしょう。


あいだに何度か禁煙した事もある。

税金が上がるタイミングだったり

何度かムダだなぁと思うタイミングがあったときに何度か辞めた。

いわゆる精神力禁煙法だった。

なんとか辞める理由を自分で自分に

言い聞かせて吸いたいけど我慢して

時間が解決してくれるのを待つ方法だ。


何度辞めただろう、、、

最低でも5回はやめた事があると思う。

最長で1年禁煙したのが1番長い期間だ。

全て飲み会の時酒を呑み 手持ち無沙汰から

吸って翌日から喫煙者に戻るパターンが

8割だったと思う。


今回はもう二度と吸う事はないと

確信している。言い切れる。w


辞めた方法 自分にはもう必要ないが

誰かの為に書き残す。


まずは先に辞めるためにやったこと、かつ

役に立ったこと。


辞めるに当たって何度も自分と向き合った。

なぜ煙草を吸うのか 自問をした。

なぜ辞めたいのかを再確認した。

ちゃんと紙に書いて辞める理由を再認識した。これは複数回やったかもしれない。

あとは逃げ道というか保険のようなもので

BAPEを用意してあった。

チェーンスモーク対策としても有効活用できていたのでBAPEも非常に役に立ってくれた。

話を戻り少し詳しく書く。

なぜ煙草を吸うのか、自分に聞いた

単純に吸いたくなるからだ。

なんで?吸いたくなるの?

ニコチン中毒ニコチン依存だからだ

体内からニコチンがなくなってくると

脳が欲しがって渇望する。頭の中は

タバコのことで頭が一杯になる。

それと喉のあたりが凄いムズムズしてくる。

喉が凄い刺激を求め始める。

煙を吸い込む時にくるアタック感。

吐いた時の煙の心地良さ。

そこで何度かプチ禁煙をしてその

禁断症状中の自分とあえて向き合う。

自分の意志とは無関係に体や脳はなにかを

欲しがることを認識できた。

この言葉の意味を理解できる人は

いると思うし

意味が分からない人も多いと思う。

禁煙の話と少し話が逸れてしまうけど

この話が重要だったりする。

人間ってコンピュータと似てると思っている。

すでにインストールされてしまった

プログラム(固定観念や社会的に教えられてきた常識や知識等)は意思に関係なく勝手に

起動してしまうからだ。

あまり話に興味ない人や理解できない人も

いるかもしれないからこの話はざっくりとしつつ

要は人間って

自分の頭の中の自分の声さえも

本質的には勝手に湧き出ているモノで

そこに気付かないと自分の声に

盲目的に従う 奴隷になってしまう。


タバコ辞めたい

だけど辞められない

なんで辞められないのか

吸いたくなるからでしょ?

吸わないと吸う理由ばっかり考えているでしょ?

明日から辞めようとか

とりあえず一本吸ってから考えようとか

はたまた我慢は体に毒だ

逆に病気になる 我慢の方が健康に悪いとか

明日からずっと我慢しなくちゃいけないのかと先の不安を煽る声が出てきたり

自分の中に複数の意見があるから

迷ったりする

それらの声って 今まで見た聞いた体験した

経験知識等々から湧き出てる


タバコが吸いたいっていう声や気持ちは

要はコンピュータでいうと

吸いたいプログラム 言い方変えると

コンピュータウィルス

インストールされているということだ。

プログラムを消すにはどうすればいい?

単純に消せばいいけど

人間はコンピュータと違って

クリック一つでプログラムを消せない

意志だったり知識だったりで

上書きするのが一つ。

あとはまずは気付くことだ。

自分の意志じゃなくて

煙草ニコチンという物質に

洗脳されている

寄生されてしまっていることに

奴隷と化していることに


解放されたいのなら

もう吸わなければいいだけだ。


タバコを吸うときにひと吸いひと吸い

意識的に吸ってほしい。

煙を吸って喉にくる刺激を感じて

煙の匂いをちゃんと意識して嗅いで

意識しながら吐いて

なんでこれが美味しいのか

美味しいと思っているのか

一つ一つをちゃんと味わってほしい

どんな意味を感じて

なぜそんなにタバコを愛しているのか


結局真剣に本気で辞めたいと思わないと

自分には辞められなかった。

と今振り返るとそう思う。


前回タバコを吸ってから

時間がたち40分とか1時間も経つと

そろそろ煙草を吸う時間かなと

頭の中に浮かんでくるだろう

浮かんだ途端、気になって気になって

仕方なくなる

吸いたくなる

吸いたくて吸いたくて欲しくなる

その時の自分の頭の中の声

体の渇望感 自分の時は特に喉の渇望感

それらをじっくり味わってほしい

確認してほしい

認識して欲しい

それらと今向きあわないでまた後回しにして

永遠に死ぬまで付き合っていくのか

いきたいのか

それとももう要らないと思うのか

必要なのかそれらの感覚が


自分の場合は何日間か

意識的にそれらと向き合った

吸ってる時にはその旨さを感じ

1吸い1吸い美味いなぁと味わった

ただ毎日ドブに500円捨ててるなぁとも

思っていた

煙草はその時一箱430円くらいだった

この刺激を味わうために

毎日手も体も髪も部屋も身に纏う物も

肌も口も息もクサくして

1時間ごとに渇望感に襲われて

洗脳されて奴隷のままでいるのか

それでいいのか

そうしていたいのか

何度も自問し確認した

メリットは刺激を得られることだ

1時間ごとに渇望感に襲われ

煙草を吸える場所を探し

吸いながらひとときの開放感を味わう

あとに残るのは吸い殻と

服に染み付いた匂い 自分では言うほど

分からないクサイ匂いだがw

タバコを挟んでいた指もいい感じにクサい

口臭も息も鼻の中も 髪もクサい

部屋で吸っていたなら部屋もクサいだろう

そして1時間も経てばまた確実に

渇望感はやってくる

1日の間に起きているあいだは

1時間ごとにやってくる

明日も明後日も

年末になっても 年が明けても

大切な人と大切な時間を過ごしていても

どこか旅行に出かけても

みんなと大人数で出掛けることがあっても

電車で出掛けても

車で遠出をしても

取引先でも仕事中でも

ご飯を食べたあとでも

歯を磨いたあとでも


そんなことを一本吸うたび確認していたら

吸うのはアホらしくなり

辞めることを何度も意志確認するようになっていた。


吸うことを辞めれば

渇望感はなくなっていく。

1時間ごとにやってくる渇望感を

煙草で解決するたび永遠に終わらない

ループだ。

ループを終わらせたいなら

吸わないことが答えになる。

やらなければいいだけ。

やめるだけ

しなければいい

必要のないこと

いらないことをやらないだけ

なぜわざわざ要らないモノを必要とする?

答えは寄生されているからだ

ニコチンという物質に


寄生虫を体内や脳から追い出したいなら

吸わないことが答えだ

吸わないってことは

いらないことをしなければいいだけで

息を吸うなとか 飯を食うなとか

やめたら死ぬことではない


やめたってなにも起こりはしない

ただ自作自演の渇望解消ループが

終わるだけだ


自分はこういう考えにまとまり

タバコを辞めた


辛かったのは1日目だけ


ただもうひたすら吸いたくなるカラクリは

理解していたので

頭の中の吸いたい吸いたいと言う声

喉の渇望感

これらを辛いながらもじっくり味わい

BAPEを吸って喉に刺激を与えながら

夜になる頃には

禁煙の成功を確信していた。

あ〜もう吸わないで大丈夫だなと

一番辛いところはもう過ぎ去ったと

なぜか思っていた


実際二日目からは辛かったのかさえ

覚えてすらいない。

ために吸いたくなる時はあったかもしれないがBAPEを吸ってみたり

深呼吸したりで全然対応できたし

吸いたいと一瞬頭に浮かんでも

すぐにループにハマるのはもうゴメンだし

もう一切必要ないモノをまたやるのも

アホすぎると

すぐに冷静になれていた。


辞めてからまだ1年経っていないが

吸いたいと思うことはなかった。

この文を書いていて

喉が久し振りに欲しがっているけどw

まったく問題ない

ループに戻る事が分かっているから

戻りたくないし 


この文章が辞めたい人の役に立つかは

分からないが

こんな辞め方もあるのだと

新しい考え方が増えてくれれば幸いだ